今回の旅でのトレッキングでは、
縄文杉と白谷雲水峡〜太鼓岩へと2日に分けて行きました。
行き方としては、ツアーは参加せずガイドもなしです。
トレッキングツアーには参加しない。ということで、
私はレンタカーで行ったのですが、一つ問題が。
縄文杉トレッキングは、マイカー規制がありました。
3月~11月の期間はマイカーでの乗り入れができず、
途中で登山バスに乗り換える必要があります。
この記事ではガイドなしで縄文杉トレッキングに行った時に、
準備として必要な持ち物と服装、バスチケットについてまとめています。
縄文杉へトレッキングツアーガイドなしでの行き方と時間の目安
縄文杉トレッキングのスタート地点は荒川登山口です。
- 車か路線バスで「屋久杉自然館」まで行き、登山用バスに乗り換える
- 荒川登山口までタクシーを利用する
このような方法になります。
車か路線バスで「屋久杉自然館」まで行き、登山用バスに乗り換える
レンタカーやマイカーでは、通行規制がかかっており、登山口までは直接いけません。
屋久杉自然館で登山口行きのバスに乗り換える必要があります。
屋久杉自然館から荒川登山口へのバスチケットは荒川登山口でも購入できますが、
事前に空港や観光案内所で購入しておくことをお勧めします。
もし、荒川登山口でチケット購入に時間がかかってしまうと、
狙った時間のバスに乗り遅れる可能性がでてきます。
バスチケットが買える主要な場所を記載しておきます。
営業時間等の詳細については直接お問い合わせください。
お値段は1,380円/往復ですが、購入の際に入山料として1000円追加されます。
- 観光協会宮之浦案内所(屋久島環境文化村センター内)
0997-42-1019
- 観光協会空港前案内所(屋久島空港前)
0997-49-4010
- 荒川登山バス乗降所(屋久杉自然館前バス停)
0997-46-3317
- 屋久島観光センター(宮之浦)
0997-42-0091
- JRホテル屋久島(尾之間)
0997-47-2011
屋久島内のバスについてはこちらの記事でまとめました。
荒川登山口までタクシーを利用する
車、バスの他にはタクシーを使う方法もあります。
こちらも事前予約が必要のようです。
もし帰りのバスに乗り遅れてしまうと、荒川登山口からはタクシーで下山する事になります。
その際は電話で配車することになるようです。
緊急時のためにタクシー会社のリンクはっておきます。
私が実際に行った方法と時間の目安
私は屋久杉自然館前5時発のバスに乗り、
帰りは荒川登山口15時発のバスで下山しました。
- バスは並んだ順から乗車で定員になると次のバスになる
- 駐車場が一杯で止めれなかったらどうしよう
という不安があったので、4:30に屋久杉自然館に到着し並ぶ事にしました。
おかげで、駐車場に困ること無く、狙った時間のバスにのることができましたが、
思った以上に駐車場は空いており、5時の時点でもまだガラガラでした。
ちなみに駐車場は無料で100台停めれるようです。
屋久島自然館から荒川登山口までのバスの時間は約30分。
5時半からトレッキングを開始し、10時頃に縄文杉に到達!
途中、何度か休憩を挟んでいても14時半には荒川登山口に戻って来れました。
往復約9時間でした。。。。
白谷雲水峡にガイドなしでの車でアクセスは駐車場に注意です
つづいては、もののけ姫の舞台にもなった、苔むすの森、白谷雲水峡ですが、
こちらにもツアーには参加せず、ガイド無しで行ってきました。
白谷雲水峡は、縄文杉とは違いマイカー規制がなく、
トレッキングのスタート地点まで車で行けます。
しかし、駐車可能台数は20台と少なめ。。。。
縄文杉に続き、停めれなかったらという不安から夜明け前に出発。
6時に白谷雲水峡入り口の駐車場に到着し、車内で夜明けを待ちました。
周りが明るくなってきた7時頃に駐車場を出発し、
ものもけ姫の舞台となった苔むすの森までは約1時間半。
苔むすの森から折り返し地点となる太鼓岩までは、さらに1時間でした。
11時半には下山し、駐車場へ戻って来れました。
往復にかかった時間は約4時間半でした。
トレッキングの詳しい内容はこちらをご覧下さい。
⇒2日目、縄文杉トレッキング
⇒3日目、もののけ姫の舞台、苔むすの森(白谷雲水峡〜太鼓岩)トレッキング
屋久島トレッキング対策と時間!服装や持ち物はレンタルで十分
縄文杉は往復約9時間。白谷雲水峡については約4時間半かかりました。
天気がずっといい状態であれば、初心者でも難なく走破出来る距離ではありますが、
「屋久島の天気は一ヶ月の35日は雨」と言われる程、雨が降る場所です。
十分な対策をとって挑みたい所です。
私が行った11月の気温と服装
私が行った11月当日の天気予報では
最高気温25℃、最低気温16℃となってました。
しかし、早朝からの行動と標高差(入山前から比べると体感温度は5℃以上は下がる)、
山の天気は不安定ということから、少し暖かめの服装で縄文杉のトレッキングへ挑みました。
- 厚手の靴下
- ユニクロのヒートテックステテコ
- トレッキングウエア下(レンタル)
- トレッキングウエア上(レンタル)
- ヒートテックシャツ
- フリースフルジッップジャケット
- ネックウォーマー
- 帽子
というような装備です。
トレッキングウエアを着て動いていると暑くなりますが、
小休止などで動きを止めると、汗が引き肌寒く感じます。
暑くなればウエアを脱ぎ、冷えたら着る、というような事で十分対応がとれます。
もし寒さが不安であれば、一枚多めに上着を持って行けば安心です。
私はユニクロのウルトラライトダウンをリュックに忍ばせてました。
服装で特に気をつけるべきこと
ジーンズ等の綿製品はNGです。
以前、ジーンズとシャツの上にカッパ上下という服装で
渓谷にハイキングに行ったのですが。。。。。
ジーンズが濡れると重くなり自分の思うように動く事が出来なくなりました。
さらに、まったく乾く気配がないので、どんどん体温と体力を奪われて行きます。
また、着替えたとしても、水を含んだジーンズを持ち歩くとしてもかなりの重荷になります。
今回の縄文杉トレッキングではヒートテックステテコにレンタルウエアを履きましたが、
ジャージなど、速乾性で軽いものを中に着る事をお勧めします。
シューズについても、運動用のスニーカーよりも、
トレッキング用のシューズを履く事をお勧めします。
ぬかるんでいる部分も多いので、スニーカーではドロドロになりますし、
水がしみてくるので、足取りも重くなります。
一方、トレッキングシューズはたいていが防水性ですし、
レンタルすることで経済的にも負担が少ないです。
私がレンタルしたトレッキンググッズと準備した持ち物
私は今回の旅行の荷物を軽量化する為に、
屋久島でウエアとシューズ、ヘッドライトはレンタルしました。2500円位です。
こちらのレンタルを利用しました。
事前にレンタルして自宅から持っていきたい場合はこちらがおすすめ。
登山する時に利用しています。
私がレンタルした上記の他に、ストックや防水リュックもありました。
体力に不安があればストックもあるほうが安心です。
また、防水カバー付きのリュックも借りた方が安心です。
万全の態勢で挑みましょう
私は持ち物は必要最低限まで絞り込みました。
- 着替え
- 手袋
- ビニール袋
- ヘッドライト(レンタル)
- ニットキャップ
- 食べ物(朝昼のお弁当とおつまみのお菓子)
- ユニクロウルトラライトダウン。
着替えについては、雨対策です。
雨に降られて濡れたときや、体温が下がるのを防ぐ為に必要です。
靴下、下着、シャツを2枚ずつ、ビニール袋にいれて持って行きます。
手袋は防寒防水手袋を用意しました。
縄文杉トレッキングでは、自然の山の中を往復10時間近く歩きます。
素手ではケガをする危険があるので、手袋も必ず使いましょう。
私は防寒防水仕様の手袋を用意していきました。
ウエットスーツと同じ素材ですので、濡れても寒さを感じません
⇒防水ネオプレーングローブ
縄文杉トレッキング時のお弁当の準備
お弁当についてですが、いろんなサイトを調べてみた所
宿泊している宿で用意してもらう事が多いようです。
私が泊まった所は1棟貸しのコテージタイプでしたので、
食事はついていません。お弁当についても自分で用意する必要がありました。
島むすびというお弁当屋さんで予約して、朝にとりにいきました。
登山者向けに営業しており、早朝4時から9時までの営業時間となっております。
予約は前日の9時〜20時の間に電話のみで受け付けています。
お値段は550円〜
詳細はこちらのサイトで
縄文杉、苔むすの森とそれぞれのトレッキングの詳しい内容はこちらをご覧下さい。
⇒2日目、縄文杉トレッキング
⇒3日目、もののけ姫の舞台、苔むすの森(白谷雲水峡〜太鼓岩)トレッキング
屋久島のトレッキング観光のベストシーズンは天気が重要
ここからは屋久島の人に聞いた話と自分の体験をシェアいたします。
屋久島では一週間に10日間雨が降る。
と言われるほど、よく雨が降るそうなんですが。
そんな気候ではありますが、島民だけが知るおすすめのシーズンがあるんです。
屋久島民がおすすめするトレッキングのベストシーズンは
ずばり!初夏の5~6月と、11月だそうです。
特に11月は一年で最も降雨量が少ない月でもあると。
ただし、一日の気温差も激しいので注意は必要。
私は2017年11月に仕事で鹿児島に出張があったので、
そこに休みをぶつけて屋久島に行ってきました。
偶然に行った時期がベストシーズンだったようです。
幸いな事に屋久島滞在中の3泊4日、一回も雨に降られる事はありませんでした。
屋久島民が敬遠する屋久島観光のシーズンは
逆に避けたい時期は5月の連休と8月9月、
この時期は連休も多い事から、一年を通じて一番旅行者が多く混雑する時期だと。
2018年5月始めにも鹿児島へ出張予定が入りました。
そのまま連休を屋久島ですごそうかと思い、島の人へ連絡したところ、こんなお返事が。
「やっぱりゴールデンウィークですからね、こみこみですね」
道が渋滞したりすることはないけど、飲食店などは限られてくるので混み合う。
里でのんびり過ごすなら問題はないと思う。と、言われた経緯があります。
屋久島には雨季がある
ちなみに屋久島の雨期は6月。
特に山岳部は毎日のように雨が降るそうです。
この時期は人がほとんど入山しないとのこと。
雨対策を万全にすれば、大自然の脅威をも楽しむ事が出来るかもしれません!
ただし、
かなりの危険をともなうので、6月の入山はガイドをつけた方がいい
とのアドバイスもいただきました。
最後に、
屋久島に関する天気のサイトを貼っておきますので参考にしてください。